田丸城築城650年記念訪問
10月2周目の土曜は田丸へ。当日は田丸城の展覧会の学芸員による展示解説もあり
それを拝聴に。
事前申し込みでしたが、意外にも5人程度。ちょっと悲しいなぁ(^_^;)。
さて展示は1田丸城のはじまりから2具豊時代、3江戸時代、4天守につ
いて、そしてその後についての5章構成。
田丸城にまつわる書画、書物、出土物などを多数展示。
出土した破片をもとにした復元し天守の鯱図なども。なお現在確認できる
天守は稲葉時代のもので信意時代のものは史料上も発掘調査上も確認され
てないようです。
当日は奥書院も公開されてました。延宝5(1677)年に三の丸で竣工したもの
が明治時代に民間に払い下げられ、移築復元したものです。
内部はこんな感じ。
上段の間で床や花頭窓などが部屋に品格を与えますが、こじんまりし、かなり
民間風に改造されていますね。昔はもっと広かったんでしょう。
城址も久々に散策。大手門から登城します。
途中、玉城中学校がありますが、こちらがかつての三の丸で奥書院も
ここにかつてはありました。
隣には富士見門があります。
江戸時代中期のものでかつて両側には長屋があったさう。こちらも明治に売り
払われ移築復元したもの。
北の丸の北側には立派な土塁もありました。田丸城は外郭には北畠時代の旧態
依然とした様式を持ち、中心に進めば進むほど近世的な造りに変貌します。
こちらは本丸虎口。
最奥には天守台が見えます。本丸に登ると天守台が目の前にどーん!
こちらにかつて稲葉時代の3層の天守があがってました。慶長13(1608)
年稲葉道通が岩出から田丸に遷った際に建てられたようです。
二の丸の石垣は野面積み。
そしてそのすぐ南側には土塁の枡形が。これは珍しい!
こちらも北畠時代かなぁ!?
お城を満喫した後は、ランランランチに。田丸駅近くにあった七十二候
で。
日替わりのランチプレート800円。うまし!お店も広く
綺麗で居心地も良かったです。
裏には田丸城の家老であった金森得水の茶室兼別邸の
玄甲舎があったんでそちらも見学。
築170年の建築で西半分は茶の湯、東半分は住居建築らしいです。
建築のことは今ひとつわかりませんが、数寄屋造りの落ち着いた
雰囲気がなかなかよかったです。まったりできました。
本来ならこの後松阪に行きたかったんですが、なんと2時間、列車が
なかったため、急遽伊勢市に変更。
久々に河崎の古本屋ぽらんを訪問。こちらは掘り出しものが多く
毎回なんらかのお宝がゲットできます。
急遽、未踏の伊勢めぐりということで旧豊宮崎文庫を訪問。
門しかなかった(^_^;)。慶安5(1648)年に外宮祠官修学の場とし
て建てられ、学校・図書館として機能したさうです。しかし明治11年に
講堂などが焼亡。史料などは神宮文庫に移され、また戦後には建物も
取り壊されたさう。
豊宮崎文庫横には、祖霊社がありました。今は神宮とは別法人のようです。
そんなこんなで田丸、伊勢めぐりは終了。
今年はほんと北畠氏があつい!
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