カテゴリー「「鉄」を極める」の16件の記事

2019年5月 3日 (金)

平成最後の三社巡り

平成最後の日は和歌山の三社巡りへ。貴志川線の1日乗車券を購入しいざ出陣。

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ホームにはたま電車が停車中。

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耳をつけたり、芸が細かいです。内部もこのとおり。

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たまだらけ。あと乗車客の半分は中国系でした。たまはグローバル!

まずは腹ごしらえということで3つ駅目の神前で下車し、歩くこと

15分弱。マサキ珈琲にとうちゃこです。

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ちょっと前、コメダ珈琲に外観などが類似しているということで

訴えられたことは記憶にあたらしいところ。結局、外観やメニュー

などを手直しし、和解したようです。確かに今でも似てるといえば

似てましたがね(^_^;)。コメダにはない、鉄板ナポリタンをいただ

きましたが、結構美味しかったです。オリジナルで勝負しても十分

かと。ふたたび神前から乗車。竈山で下車。まずは竈山神社へ参拝です。

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もともとは村社でしたが、神武天皇の兄神さま彦五瀬命を祀ると

いうことで最終的に官幣大社まで昇格したさうです。

境内は広く静寂。大社にふさわしい趣があります。

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拝殿の後ろには階段状の幣殿が連結、その上の本殿は彦五瀬命を

葬った竈山墓があります。

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こちらが竈山墓。宮内庁管轄です。陵墓は東側より参拝可能です。

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いただいた御朱印はこのとおり。

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神社名の右に記された「肇国宏遠」(ちょうこくこうえん)は

教育勅語に出てくる言葉のようで、前者は初めて国を建てること、

後者は広く遠大なことを意味するようです。彦五瀬命は雄水門

で命を落としますが、竈山より磐余彦尊にヤマトの建国を託し、

この地に鎮まったのでせう。

 

再び貴志川線に乗り、伊太祁曽駅で下車。こちらには駅長のよんた

まがいましたが、ぐっすりおネム。ちょっと狭苦しいところで

かわいそうかなぁ(^_^;)!?

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二社目、伊太祁曽神社です。こちらは紀伊国一宮。

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祭神は五十猛命(イタケル)で、父神である須佐男命とともに

木種を持って降臨。五十猛命は父の命を受け、妹神の大屋都姫命と

津麻津比売命とともに日本中に木種を蒔き、最後に紀伊に鎮まった

とのこと。はじめは日前宮にお祀りされていましたが、その後、

現在の地に遷座したようです。

割拝殿の向こうには本殿が鎮座。

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また向かって左には五十猛命の荒御魂である気生神社がありました。

他にも蛭子神社や祇園神社、御井社など境内には多数の摂末社が。

また拝殿には大屋毘古神が木の俣を利用して大国主命を助けた神話に

ちなんだ木の俣くぐりがありました。

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厄落としをかねてこちらもたのしませていただきました(^^)。

御井社の井戸などなかなか楽しい神社です。

授与所は結構の行列。平成最後とあってか人気ですね。

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ふたたびの貴志川線で終点の貴志駅へ。

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このとおり駅前は大混雑。たま駅長の後任ニタマ駅長も元気でした。

和歌山電鐵の親会社のある岡山で拾われた捨て猫やったみたいですね。

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駅長室はキャットウォークもあるなど結構広々。よんたまにもこのく

らいのスペースをつくってあげてほしい。

グッズ売り場やカフェも併設されており、大賑わいでした。

こんどはちょっと普通っぽい車両で折り返し。

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帰りも8割方観光客。偶に地元の学生などが乗り込んできます。そして

いよいよ三社目のあるその名も日前宮で下車。歩いて1分、

日前宮こと、日前神宮・國懸神宮にとうちゃこです。

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時間は4時を回っていましたが、まだ授与所はあいており、先に

朱印帳を預け参拝です。中央参道の向かって左が日前神宮。

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日前神宮の祭神は日前大神。日像鏡を祭ります。八咫の鏡に先立って

作られた鏡と言われ、代々紀氏がこれを祀ってきました。

反対側には國懸神宮が鎮座。こちらの祭神は國懸大神で日矛鏡を祀ります。

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造りは一緒ですね。両神宮とも伊勢と同体の鏡を奉斎するなどその価値から

皇室の厚い崇敬を受けましたが、戦国時代に荒廃。和歌山は根来寺はじめ、

反織田、羽柴についたことからこの時期に焼けているところが多いね。その後

復興したようですが、現在もちょっと寂しい感じがしました。神社本庁に入ら

ない単立神社だから!?そして平成最後のご朱印がこちらです。

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伊太祁曽神社同様にこちらも一宮です。

 

そんなこんなで三社巡りは無事終了。日前宮前駅では陛下の

最後のお言葉もライブで聞け、感無量でした。

締めは市内で秋刀魚寿司と早ずしをいただき、和歌山をあとに

しました。こんどは一度なれ寿司にも挑戦してみたい~!

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2018年9月12日 (水)

南和鉄道紀行

仕事で御所方面へ。南大阪線に乗ることはまあないんやが、偶に乗ると新鮮やね。

急行で4両、普通と特急で2両編成とは(;´∀`)。
同じ近鉄とはおもえんね~。
 
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尺土でラビットカー塗装の6020系に遭遇。ラビットカーとは近鉄の高加減速を可能に
した車両。阪神のジェットカーみたいなもんやね。
 
側面にはラビットの模様も。
 
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仕事帰りはJR和歌山線で。こちらは1時間一本というのが辛いね。
 
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105系。227系1000番代が来春には投入されるやうなんで、こちらの車両が消滅
するのも秒読みですね~。旧塗装のときは結構好きやったんですがね。
顔が両サイドで違うのも魅力です。
 
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2両編成の車内は学生でいっぱい。しかも冷房の効きが甘くてあっついぞ~。
国鉄車のファンですが、227系が案外待ち遠しいかも・・・って、こちらは年に数
回しか乗らないんですがね~(^-^;。
 

2018年7月30日 (月)

近鉄田原本線100周年

たまに利用しま~す。

 
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ということで、オリジナル塗装の車両が走っていました。
 
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田原本線はもともとは大和鉄道と称した軽便鉄道。のちに田原本から桜井まで
延伸するなど奈良盆地を斜めに横断する会社に成長しますが、合併を繰り返し
近鉄に統合されました。延伸部の桜井、田原本間は戦時中に廃止されたようです。
 
ダークグリーンの車両は実に新鮮。1970年の半ばまで運転されていたということで
ピンとはこないんですがね。
 
近鉄も最近はかういう遊び心が増え、楽しめる会社になってきましたね。
生駒ケーブルも100周年やし、今年は近鉄にとっていろいろ節目の年となりさうで
すね。

2017年11月12日 (日)

生駒山麓で懐かしき車両と遭う!

一昨日は入江泰吉旧宅と正倉院展、昨日は龍谷ミュージアムの地獄絵ワンダーランド
展と南船北馬。
 
金土に豪華ランチとディナーで散財したんで、けふは一転地元の生駒山麓公園へ。
高校以来の訪問。ポケハントも訪問の理由やったんですが、一番の目的はこちらの
物件です。
 
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生駒鋼索線コ1型です。生駒ケーブルといえば、1918年開業の日本最古のケーブル。
こちらの車両はそれから10年後、最初の車両の部品を使って製造された車両で
2000年までの82年間、現役で働いてきた車両ですw(゚o゚)w。
小生にとって生駒ケーブルといえばこの車両。色は青色でしたがね。正直今のブルや
ミケはどっぴき(;´∀`)。先頭に貨車をつけて走っていたのが懐かしいなぁ・・・。
 
内部も見学できます。一部椅子が取り外されるなど、改造されていましたがほぼ原
型かな。 
 
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椅子も木造。屋根には扇風機と時代を感じさせてくれました。
 
近代化産業遺産にも指定されるこの車両。郷土の大切な遺産として大切に守り継い
でいきたいものです。

2017年7月 3日 (月)

北勢鉄道紀行

日曜日は員弁へ。近鉄を乗り継ぎ到着したのは近鉄富田。
隣のホームには黄色の車両がお待ちです。三岐鉄道です。
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こちらの車両はもと西武電車。昭和54年製の年季の入った車両。内部は一部モケット
が禿げてたりちょっと痛々しかったかな(^_^;)。
 
しばらくすると列車は発車。富田駅を発車した車両はまもなく田園風景へ。のどかな
風景を30分行くと丹生川に到着したので下車。
こちらには三岐鉄道の貨物鉄道博物館があるのです。月一の開館でこの日は
ちょうど開館日。
 
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施設の内部は貨車車票の開設やグッズ販売など。どうもボランティアさんにより運営さ
れているさうです。めちゃめちゃ暑かったので見学はそこそこに屋外へ。こちらには多数
の貨車やSLが展示されていました。
 
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車掌車など一部は内部見学の可能。
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中は意外と広々しています。
 
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また博物館横には三岐線が走り、貨物列車もちょくちょく走っていましたね。おもった
より楽しめたかも。しかも全部ロハですしね。
 
見学後は三岐線をもう一駅乗り隣の伊勢治田から次の目的地である阿下喜まで歩くつ
もりが、なんと博物館前に阿下喜行きのシャトルバスが止まってるいではないかぁ。しか
もこちらもまたロハで行ってくれるという(^o^)!
 
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これはありがたい。外は灼熱でしたしね。しばらくするとバスは発車。すると小学生らしき
女の子がアテンダントとして車窓を案内。なぜに小学生(・・?。こんなの許されるのかぁ
!?と不思議な気持ちをいだき頭の中が???だらけのうちにバスは阿下喜駅に到着。
運転手さんと小学生のお嬢ちゃんにも御礼をいい、バスを下車しました。
 
阿下喜ではまず軽便鉄道博物館を訪問。駅に併設されています。
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かつて北勢線で活躍したモニ226が静態保存されているほか、ちょっとした展示スペー
スも。モニは内部にもちゃんと入れる!
 
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座席は修理中みたいです。サイズと言い、ちょっと大きな路面電車って感じ。運転台
もじっくり見学できました。
 
こちらの博物館もボランティアさんで運営されているやう。同じくロハなのにちょっとし
たグッズもいただけたり(^o^)。
 
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資料館見学後は近くのあじさいの里でとんてきランチ。阿下喜駅からは北勢線で桑名を
目指しました。
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ナローということで車内は狭っ!まあ旧近鉄内部線経験者なんでそれほどの驚きでも
なかったですが。
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沿線には途中、ねじり橋やめがね橋などの名所もあったわけですが、ナローの車両の
揺れはちょ~気持ちよくぐっすり寝ちゃいました。
 
桑名到着後はしばし桑名を街ブラ。
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昔で言う文化センターかいな。なんか凄い名前。図書館をちょこっと見学しましたが実に
今風。ただちょっと落ち着かなかったな。やっぱ図書館の床は吸音性のある絨毯がい
いし、ゆっくり本を読むスペースが規模の割には少なかった。郷土資料コーナーが申し
込み制というのも如何なものか。
 
そんなこんなでいい時間。帰りはアピタで安永餅をゲットし、近鉄電車の中でカフェオレ
を飲み、安永餅を食べながら奈良に帰りました。
 
帰宅後例の疑問だらけのバスを調べたら、どうもボランティアさんがやっているバスみ
たい。奇特な方もおられるものです。感謝感謝。
 

2016年12月28日 (水)

真冬のSUN SUN サマータイム【第3日目風雲竜虎編】

3日目は曇天。寒々しい中、ホテルより五井駅まで戻ります。五井駅はJRのほか、小湊鉄

道も連絡しています。高架からは小湊鉄道の車庫が一望。
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見ての通り、味のあるDCが並んでいますね。小湊鉄道はそもそも鴨川の小湊を目指す
予定でしたが、結局果たされなったようです。
ホームには同型のキハ200系車両がお待ちでした。
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五井駅を出発した列車は次第に平野部から山間部を目指しますが、途中光風台など
住宅もあるようで意外と乗車率はいいようです。ただどの駅も味わいのあるものが
多くて、アナクロニズム満載でしたね。
 
景色は次第に山がちになり、1時間15分ほどで終点上総中野にとうちゃこ。
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対するホームにはいすみ鉄道のキハ28と52が停車。
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キハ28なんてほんとひさしぶり。同型列のキハ58ファンとしてはげきか~ん。
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パノラミックウィンドウより平窓の旧型がいいですね。キハ52の車内はこんな感じ。
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青のっモケットが懐かしい。さて小湊鉄道に別れを告げ、いすみ鉄道で大多喜を目指し
ます。小湊鉄道に乗っていた乗客もほぼいすみ鉄道に乗り換えました。ほとんんど鉄
ちゃんっぽいね。みんなカメラ持ってるし~。列車は20分ほどで大多喜にとうちゃこ。
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デジタルサポートらしいっす(^_^;)。
 
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駅には連絡の大原行きキハ20が停車。こちらは新しい車両ですが、形といい、色といい
国鉄車を意識しまくっていますね。鉄ちゃんにはたまらない車両。
 
次の大原行きまで1時間30分あるのでいざ観光。大多喜は徳川四天王本多忠勝の
城下町。城址は大多喜高校の裏山にあり、高校の敷地には御殿の門が移築され現存
していました。
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門の背後には本多忠勝がつくった周囲17mの大井戸もあります。なんか井戸というよ
りクレーターみたい!
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井戸の脇から本丸に登る小道があります。それを登りきると頂上には模擬天守がそびえ
たっていました。
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大多喜城は16世紀前半に武田氏が入城したようでその後、里見氏家臣の正木時茂が
入り、正木氏の居城として栄えたようです。しかし秀吉の関東征伐後、関八州が家康
に与えられると忠勝が天正18(1590)年に10万石ではいり、10年間治世しました。
忠勝は11年後に桑名に移り、その後は本多氏2代、阿部氏、松平氏を経て幕末を迎え
ています。
 
天守は昭和50年に復興されたもので、内部は千葉県立中央博物館の大多喜分館と
なっています。正直展示の中身はしょぼかったな~(^_^;)。さて時間もあんまないので
お城の見学はそこそこに城下町へ向かいます。
 
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城下町の中でもひときわ存在感を放つのが重文の渡辺家住宅。嘉永2(1849)年に
建築された堂々たる町家です。残念ながら内部の見学は出来ませんでしたが、他に
も多数明治からの古い町家が立ち並んでいました。しかし意外と人通りは少なく、
なんか寒々しかったな~。
 
駅に戻り、急行で大原に向かうため、改札口で指定券をお願いしますが、なんと次の
急行はレストラン列車でキハ28の指定席は取れないとのこと・・・。念願のキハ28に乗
るために態々やってきたのに~_| ̄|○ il||li。
 
仕方なく再び先程乗車したキハ52に乗車。車内で急行券のみ車掌さんより購入しました。
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さういや女性の車掌さんはサンタクロース衣装でした。またトナカイの格好したもうひと
りの乗務員さんからクリスマスプレセントとしてチョコをちょこっともらったり(^^)。
 
とにかくいすみ鉄道はサービスが凄い!列車が出発すると駅員は手を振ってくれるし、
また列車にはクリスマスの飾り付けをするなどやる気が違いますね。自動販売機もキハ
仕様だったり~!随所で鉄ちゃんを楽しましてくれる。
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急行列車は途中、国吉では12分の停車。構内にはキハ30が停車していたり、ムーミングッズのショップがあったり、停車時間も楽しめましたね。また停車中にはムーミン列車と
当駅で行き違い。ムーミンといすみの関係はわかりませんが、なんか頑張ってることは
よく伝わる!
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再び発車した列車は上総東停車後、まもなく終点大原にとうちゃこしました。急行とは
いいつつも通しで40分かかり、これは普通より12分多くかかります。正確には急行とい
うより観光列車ですよね。大多喜からは高校生が乗車していましたが、急行券って払
うのかしら!?そこが一番気になりましたね。
 
小湊鉄道より距離も短く乗車時間も少ないいすみ鉄道ですが、色々見所を演出しており
非常に楽しめる鉄道でした。今度は是非キハ28に乗るべくリベンジしたいぞ!ちなみに
おみやげに買ったモナカ。中身も美味しかったが、外見もかわいい。あとから知ったんで
すが、キハ28や52もあるみたいで、こちらもコンプリートとしたいな。
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大原で外房線に乗り換え、上総一ノ宮で下車。今回最終の目的地玉前神社に参拝で
す。神社は駅から参道を歩くこと10分でとうちゃこ。
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玉前神社は玉依姫を祀る延喜式内社で、名神大社にも列せられていた格式有るお社。
永禄年間に戦火にかかり、次第に衰退したようで現在は実にこじんまりした境内でし
たね。
 
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拝殿、本殿とも平成の大修理中で黒漆塗の壮麗な社殿が見れなかったのはちと残念
でした。境内には神楽殿や十二神社などの建造物が立ち並ぶほか、槙の社叢がある
など意外と見所の多い神社でした。
御朱印はこんな感じ!
 
さういや門前には和菓子屋があり、なぜかいちご大福を推してましたね。なぜに千葉で
いちご大福!?
再び一ノ宮駅に戻り、京葉線経由東京行きの列車に乗り、旅の帰路についたのであり
ました。
 
一般参賀から深川、ももクリからローカル私鉄に一宮。非常に実のある三日間。特に
いすみ鉄道のガンバリは目をみはるものがあり、応援したくなりましたね。
また乗りにいかむいすみ鉄道。また会う日まで。

2015年9月13日 (日)

特急サザンと貝塚の旅

最近は疲れ気味で籠りがちでしたが、久々に鉄道の旅へ。外出を決断したきっかけは

ようやく涼しくなり動きやすい環境になったことと、あとタイムリミットが有ったため。

現在南海では「さよなら7000系」として旧塗装の10000系と7000系を運行。7000系は

今月限りでまた30日まではヘッドマークも掲出していることで難波へ行かねばならな

かったのです。

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因みに運行予定はちゃんと南海のホムペに掲載されているのでそれをチェックして

行きました。

 

7000系はすでに入線しており、串刺型のホームの頭端は鉄道マニアらしき人のほか、

結構普通な感じの人もスマホで撮影しています。年配の人も多くやっぱ懐かしいん

ですかねぇ。

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やっぱり南海はこの色がいいですよ。落ち着きと品がありますよね。

人が多く、これを写らないようにとるのが一苦労。あと、この柵、邪魔!

その他色々撮影。

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エンブレムもかっこいい。緑がよく映えます。

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行先票。それにしてもなんとも斬新なネーミングです。

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内部はこんな感じ。

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この車両の特徴でもありますが、一枚扉というのが珍しかったですね。関西ではこの

車両くらい?レトロ感を強調します。

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昭和42年ですからもう50年近く現役なわけで。う~ん凄いぞ7000系!

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こちらは10000系のヘッドです。

せっかくなんで終点まで乗ってみることに。

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座席は堅くあまり乗り心地はよくないかも。あとよく揺れるし。まあそれはそれでいいの

かも。泉佐野まではそこそこの混雑率でしたが、終点に着く頃はだいぶ減ってました

ね。

難波では7000系がうまく撮影できなかったので、こちらでも再度撮影。

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流石にこちらにはさほど撮影者がおらずゆっくり撮影できました。

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連結部や10000系も。

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さて7000系を十分に満喫したましたし、沿線の神仏霊場にも寄ってみることに。帰路

貝塚で下車し、水間鉄道に乗り換えます。こちらの鉄道は初めてです。

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貝塚からしばらくは家の軒先をすれすれに走る感じ。途中からはのどかな雰囲気に

変わりますが、駅間が狭い。発車してはすぐに駅。水間鉄道は5.5キロの営業距離に

9駅あるわけですからそりゃそうだ。車両はもと東急の7000系の更新改造車。なんか、

レースバスでもいいんじゃないのと思うくらいの乗車率でしたが、ラッシュ時は案外

混むのかもしれません。列車15分ばかりで終点の水間観音駅に到着です。

こちらは駅が有名です。

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水間寺を模した寺院風で大正15年に完成した有形登録文化財。現在では奈良駅も

長野駅もなくなりましたから今では貴重かも。そんな駅から歩くこと5分ちょいで水間寺

に到着です。

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創建は奈良時代、聖武天皇の勅願寺で行基が開創しています。境内は川に挟まれ

まさに水間な感じ!

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右の本堂は文政10(1827)年再建。7間四方の巨大なもので府下屈指の建造物。二重

屋根というのも特徴的。左の三重塔も同じ頃再建されたもので、こちらは現存する

府下唯一の三重塔で貴重とのこと。両方共落ち着きがあって、じつにいいですな。

境内には他にも経堂や愛染堂、旧国道を挟んだところには行基堂など多数の

堂宇が建ち並びます。

また行基ゆかりの滝も。

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なんでも行基がこの地に訪れた際、16人の童子が現れ、行基をこの地に案内した

さう。其時、白髪頭の仙人が現れ、行基に聖観音を授け、龍になって姿を消した

伝説が残ります。

御朱印はこんな感じでした。

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再び水間鉄道にのり、貝塚へ。数年前に大改修が終了した願泉寺へ。こちらは

鷺ノ森より顕如を迎えたこともある名刹で、貝塚は寺内町としてその後

発展しました。境内には重文の本堂や表門、太鼓堂などが残っています。

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とりあえずぱねーでかいです。本願寺によく有る櫓風の太鼓堂も。

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境内は大改修が終了したこともあり、かなり綺麗でしたが、なんか古建築とまっさらの

砂利はちぐはぐな感じでしたね(^_^;)。けどまあ立派なお寺でした。

現在も貝塚の町中には古い日本家屋がたくさん残っています。また新地あとも。

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新地ならではのオシャンティな町並みが残るのもなかなかです。

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そんなこんなで再び岸和田から旧塗装7000系サザンにより帰路につきました。久々の

外出で鉄分を補給、またパワースポットにも巡り会い有意義な1日を過ごせたかも~。

2015年5月23日 (土)

はかるくんを見学す!

先週は初めて近鉄の日帰りツアーに参加しました。「はかるくん車内見学ツアー」です。

はかるくんとは近鉄の電気検測車で、架線検測やATS地上子検測、列車無線電界強度

検測などを同時測定できるやう。しかも時速110キロで走行もできるから営業時間内で

も検測できる優れものです。

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事前申込みなんで地元の駅長室でツアー申し込みをしますが、あまり客がこないの

か駅員はシステムの操作に不慣れなやうでえらい時間がかかる始末。しかも日帰り

にしては結構いい値段がするのね~。電車賃にかなりプラスアルファーされていま

した。切符は後日駅から電話がかかってきて、再度駅長室でゲット。渡されたものは切

符とバッチだけでした。

 

さて当日は友人と車内で待ち合わせ、はかるくんの待つ吉野駅へ。神宮前から久々

に吉野線に乗ります。最近は吉野へは車で行くからほんとひさしぶり。吉野口を過ぎ

るといっぺんに山岳色豊かな風景に。奈良とは思えませんな~。

因みに吉野口はJRが管理しているのか、ホームの駅名標はJR仕様です。

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吉野駅に降りるとなんとえらい人だらけ。一眼レフを方からぶら下げる明らかな鉄ちゃ

んや結構子連れもいたりして賑わいを見せていました。見学会は日に何回かあるし、

はかるくんの知名度から言っても、そんな混んでないやらう、いやガラガラとちゃうか

と予測していたら大間違いでした(@_@;)。人気あるのね、はかるくん!

駅を出て整理券と資料、トレカをもらい順番に見学です。

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はかるくんの後尾に連結されているのは6200系。

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いったんこちらの車内に入って、パンフレットの説明があり、説明終了後、はかるくん

の車内へ。

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内部はコンピュータ室って感じですね。UPSもあるし。

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けどおもったよりシンプルですね。もっと計測器やメーターみたいなものがたくさんある

と思いきやスタイリッシュです。まあメーターとかそんなアナログな時代ではないの

かしら。

先頭部にはカメラも据え付けられていました。

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外に出てみるとこんなかんじ。

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側面には大きなイラストが!こちらは先ほど触れたやうに昼間検測をするということで

利用者に目が触れることが多く、より親しんでもらうため描かれたやうです。

全面はこんなかんじ。

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こちらも一般的な検測車のイメージとちがってスマートですね。なお6200系と接続部

はこちら。

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本来なら動力車と2連で運行するわけですが、吉野線はじめ狭軌部分については、

検測車のみ台車振替を行い、一般車を牽引車として併結するさうです。だからこのや

うな編成は南大阪線系でしか見られん貴重なものらしいですわ。

見学時間ははじめ10分と聞いていましたが、けっこうじっくり見学できる他、質問も

受け付けるなど期待以上に楽しかったかも(^O^)。

 

見学を終え、どうせならと吉野観光へ。ケーブルカーと名乗るロープウェイにも久々に

乗りましたが、車体が塗り替えられていたのがちとショック(;ω;)。

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以前は味のある近鉄特急色やったんですがね。ちなみにこちらのロープウェイは稼働

しているものでは日本最古です。

吉野山では桜本坊や竹林院群芳園へ。

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竹林院ははじめて行ったんですが、なんとも風格のある立派な建物にびっくり。一度

はこんな宿に泊まってみたいものですねぇ。

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大和三名園の1つと言われる群芳園にも料金を払いおじゃましました。入った堂宇の

すぐそばには人懐っこい猫ちゃんがおり、癒されます。

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建物の奥に庭園が広がっており、こちらは秀吉が吉野の花見をした際に、千利休が

作庭したもので武家書院好みの庭であるとのこと。

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回遊池泉式の味わいのあるお庭でしたが、ひとつ驚いたのが池の底!詳しくは目で

確認して欲しいとうことで書きませんが、どうも理解できなかったかな~(^_^;)。

そんなこんなでひと通りの観光を終え、吉野駅に帰着。ホームにはさくらライナーが

停まっており、発車までのあいだしばし見学。

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近鉄にしてはなかなかデザインのいい車両で一度乗ってみたいんですが、神宮前まで

は急行とさほどかわりませんからねぇ。写真だけおさめ、急行に乗りえっちらおっちら

のんびりと国中へ帰った次第です。




2015年2月22日 (日)

カモメからお狐さん~東海ワンダー~

友人たちと奈良を7:30に出発。途中、名阪国道、東名阪、伊勢湾岸道、東名を乗り継

ぎやって来ました、浜名湖佐久米駅。片道3時間の道のりです。

当日は天気予報では晴天で気温も暖かくなるはずが、全然。寒いわ、時折小雨が降る

わ、天気予報、どないなっとんじゃい(-"-)。

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駅周辺には流石、浜名湖の駅。こんなものもあったっけ。

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駅舎に入り、ホームに抜けると目の前はすぐ浜名湖で湖や線路端にはカモメが飛んじ

ゃったりしています。

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パラパラと飛び回っていたカモメですが、スタッフと名札のついたオヤジが餌をまきはじ

めると、いっぺんにホームの前にあつまってきます。友人の一人がパンを手に持ち、

線路の方に差し出すこと5分程度。なんと一羽のカモメが見事にこれをゲット。決定的瞬

間は激写できませんでしたが、さうこちらはカモメに餌付け出来る駅だったんですね。

けど一番驚いたのは観光客の多いこと。2,30人はいたかな。そのうち列車がやってきた

んやが乗車したのはたった二人程度でしたから(^_^;)。いつまでこの鉄道が存続できるの

かちと疑問を感じた次第。

 

車は駅を後に西に進路をとり豊川市へ。日本三大稲荷の1つ豊川稲荷を参拝です。

参道はそれなりの賑わいがありました。またこおばしい町並みに、懐かしの看板があつ

めてあったり。なかなか見どころがつきません。

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さて豊川稲荷は伏見稲荷と違って曹洞宗の妙厳寺というお寺なんですね。稲荷と習合

した吒枳尼眞天を鎮守とすることから豊川稲荷と通称されるやうになったとのこと。

明治の神仏分離で神社色はかなり失われたとのことですが、境内には鳥居があるな

どそこかしこに神社のかほりがしていました。

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下記の山門は今川義元が天文5(1536)年に寄進したもの。といっても大改修が加えら

れているようであまり古色はありません。ただこちらが境内で一番古い建造物との

ことです。大きさも微妙~。

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そして吒枳尼眞天が祀られている本堂。間口10間、高さ102尺、奥行き21間の巨大

建築。竣工は意外と新しく昭和5年とのこと。重厚な総欅造でもっと古いものかと

思っちゃいました。

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そして本堂の横手には大黒堂など多数の堂宇が建ち並び、また最深部の霊狐塚に向

かっては、千本幟の壁が参拝者を向かえます。

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明らかに伏見稲荷の千本鳥居を意識しているのでせうが、さすがにあの魅力には及び

ません。ただ途中に並ぶ狐たちが実にユーモラスな表情を見せており、見飽きません

でしたね。そしてどんつきにはお狐パラダイスが!

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何匹いるのかはわかりませんが、とにかく圧巻でした。商店街で軽くランチを済ませ、

次に三河国一宮砥鹿神社里宮へ。

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こちらはその格式にも関わらず境内は閑散。豊川稲荷ほどの集客は無いやうです。

けど一宮、社格も国幣小社ですから大したものです。

祭神は大己貴命で、諸国巡幸の際、三河の本茂山に留まったとされます。奈良時代に

なり、勅使が文武天皇の病をおさめるため三河に派遣された際、勅使は山中で迷うも

老翁の助けにより下山。文武天皇のの病も癒えたという。帝は礼を言うために再度勅

使を派遣。勅使は老翁とあい、その望みにより山麓に宮居を定め、そして老翁が川に

投じた袖を齋き奉ったのが里宮の由来といいます。

 

境内は町中にあるが木々に囲まれひっそりとしたいい感じ。社殿は新しく昭和37年造

営とのことです。

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門にはなかなかユニークな神紋が輝いていましたね。砥鹿神社のトをもじっているの

でせうかぁ!?

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拝殿横には恵比寿社には、えびっさんの3Dな絵馬もあったりして。値段は3000円と

ちとお高めですが。

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カラフルなおみくじも!水色をピンクにすればももクロみくじになるのですがねぇw。

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アルパカ的要素満載のシカちゃんだってご愛嬌です。

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頂いた御朱印はこちら。

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さて無事参拝も済ませ、豊橋へ向います。車の機動力をフル活用ですね。新幹線では

よく通過しますが、豊橋の街に降り立つのは初めてです。路面電車が走っていたり、

独特の雰囲気がある街ですね~。

こちらでは評判のホットケーキを。おじゃましたのは市役所近くにある三愛という喫茶

店。昔懐かしい雰囲気たっぷりの喫茶で、店内はわずかテーブル3つで10人が座れる

程度。お店の方が二人しか居ないのでは仕方ないですよねぇ。我々も暫く待たされま

した。そして待ちに待ってようやくテーブルに運ばれたのがこれ!

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ホットケーキの上にアイスクリーム、その上に生クリームとモンブランとなんとも渦高く

そびえるホットケーキはお味も最高峰。食べたに来た甲斐があったってもんですよ。

 

豊橋からはラグーナ蒲郡を経由し、日進へ。こちらでひつまぶしをいただき、奈良に

戻った頃に時刻はすでに23時前。今回は車の運転もプランニングも全てお任せしま

したが、これだけ動くとさすがに疲れました。ただ自分のプランニングでは巡り会えない

旅の要素も多々ありなかなか充実した1日であったかな~。

 

さういや帰りに御在所SAで購入したさんま寿司、ギザ美味しかったなぁ。熊野流の

さんま寿司サイコー!

2014年6月20日 (金)

近鉄第103期定期株主総会

2年ぶりかな株主総会に出席。今回は近鉄に見参。会場はシェラトン都ホテル!

開始20分前につきましたが八割がた埋まってましたかね。

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総会は10時から始まり、報告事項の説明が10:40まで。決議事項の説明などで15分。

そして11時前からいよいよ質疑応答開始。これがなんていっても楽しみ(^^)。

質問内容で結構賛同が得られていたのが、総会の参加土産について。今まで近鉄の

土産は大和文華館と松伯美術館の招待券で、今年はハルカス美術館の招待券と期待

していたのに!っていうもの。正直私もそう思いましたし、結構な方が拍手されてまし

た。これについて執行役員は、ハルカス美術館は大和文華館と違って自前の所蔵品で

はなく、他社との共催で費用を分担しているので難しいとのこと。なかなかうまいこと言

いますね、執行役員(^^)!あとお土産について行かない文華館よりお茶っ葉の1つでも

いいとの意見もあったな。

 

 

他に多かったのが、持株会社についての質問。グループ会社が150社近くあり、多様な

業種を鉄道会社1つの企業風土で管理するのは難しいさうな。まあ、これは時代の流

れですかね~。あとショッキングというかびっくりしたのが、近鉄百貨店の桃山店が

閉店するとのこと。次は東大阪ですかね、そして次は・・・(@_@;)!

質問者は結局15名ほど。ほとんどがどうでもいい話でしたがね。終了したのは12:50で

した。JRとちがって、全体的になんかまったりした雰囲気でしたね~。結構笑いにつつ

まれていたりして。やっぱ近鉄っていい意味でも悪い意味でも田舎の会社なのかね~。

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