旅3日目、この日は都電荒川線で出発です。これに乗るのは始めてなのね~。東京にも
かういったものが走っているのは意外です。大塚から都電雑司ヶ谷まで乗っただけやが
殆ど専用軌道なのね。さて雑司ヶ谷駅から西に歩いてすぐけふ第一の目的地天狼院
書店に到着。

9月に開店したさうで枠にとらわれない攻めの書店として新聞に取り上げられていたので
本好きとしては是非来たかったのだ。
内部は50平米と小さいがいろいろな工夫が。ソファーがあったり、炬燵!があったり。

おいている本も明らかに玄人ごのみのものが置いてました。奥には「必要と出会う」とい
う名著の文庫本のコーナーも。ただこちらの書架、重さに耐え切れずしなっていました
ね(^_^;)。
カバーもこっているということなので1冊買って帰りました。図書カードが使えないのが
ちょっと残念でしたわ。
池袋まで歩き、山手線で東京駅へ。次は丸の内タニタ食堂。12時前ですが既に行列。
ただ回転が早くすぐに着座できました。日替わり定食を食べましたが、ちょっと味が
薄いですな。まあ健康のためにはいいのかもしれませんが、なれるまでちょっと時間が
かかるかも~。

東京駅に戻り総武線ホームから成田へ。総武線といえば「きみゆき」ですね!雪はふって
いませんでしたが・・・。車両はE217系。セミクロス車両というのが特徴的。関東の車両
はロングばっかで面白みにかけますからね。たまにはかういうのもいいが、やっぱり快適
な転換クロスが欲しいところ。

走行中左手にはスカイツリーや右手には中央線に乗り入れる総武線が。首都圏は色々
な路線に乗り入れており実にややこしい。複々線なんて当たり前やしね。途中船橋で
京成に乗り換え、成田で下車。成田山新勝寺へ昔ました。
参道は賑やか。なんか石切さんみたいな感じです。味のある建物もあったりして、歩いて
いるだけで楽しいですわ。

歩くこと約15分で総門に到着です。こちらは新しく平成19年に完成したものです。

新勝寺は平将門を調伏するため、朱雀天皇の命を受けて寛朝が空海作の不動明王と
共に成田に下り、護摩修行満願の日に乱は平定されたといいます。寛朝は帰京しよう
としますが不動明王は動かず、この地に一堂を構えたのがはじまりです。
階段を登ると仁王門が。文政13(1830)年に建造された重文建築。

門をくぐれば広大な境内地が現れ巨大な大本堂が現れます。こちらも新しく昭和43年に
完成したもの。

すっかり正月仕様。たしかこのお寺は初詣参拝者では寺院では一位ではなかったかな?
この大きさをもってしても正月は大混雑するんだらうねぇ。
右手には三重塔が。正徳2(1712)年につくられたもの。極彩色が鮮やか。これは昭和56
年からの修理工事で江戸末期の古文書をもとに復元したものださう。

宇治の平等院もこんなふうになるのだらうかぁ!?良いのか悪いのか!?
境内にはこんなものも。

こちらもお正月用ですね。その左手には釈迦堂が。大本堂の建設にあたり、この地に
移築された前の本堂ださうです。本堂があるのに建て替えるって凄いなぁ。それにしても
現在のと規模が全然違うわ~。

壁面の五百羅漢や二十四孝の彫刻が実に素晴らしかったですな。これは必見です。

その奥には光明殿があり、なんとこちらも釈迦堂が出来る前の本堂ださうです(^_^;)。なん
かすごいなぁ。また何百年後かには大本堂に変わる本堂が建てられるのかもね。
時代は繰り返すのですかね。

これら2つの旧本堂はいずれも比較的建築年は新しいけど重文指定を受けています。
境内はかなり広く、奥の院へと続きます。そして一番奥にあるのが大塔でこちらは昭和
59年に建立。

内部にも入ることができ、1階は霊光殿として新勝寺の歴史や市川團十郎関連の資料を
展示。そもそも團十郎が成田屋を屋号としたのは、男児の誕生をこの新勝寺に願ったと
ころ、無事預かったことから篤く信仰するやうになったとのこと。重文の額堂にも團十郎
の石像が安置されてました。2階は明王殿で不動明王などが安置されていました。
正直、30分もあれば拝観は十分と思ってましたが、結局50分でも足りず、飛行機の時間
もあり、慌てて成田駅に引き返しました。
少し早めに空港についたので、第一ターミナルを見学して、さて検査場に入ろうとしたら
ジェットスターは第二と言われ、大慌て。第一と第二って思ったより遠くて最後はバタバタ
になりましたわ(^_^;)。そんなこんなで3日にわたる武州征伐は終了。
涙のももクリにゲキカンし、川越の町並み、そしてパワースポットの成田山は想像以上に
満足いくものであったりして、1年の締めに相応しい満足満足の旅でした。来年はどんな
旅が出来るか楽しみですね。
最近のコメント