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2022年4月の2件の投稿

2022年4月17日 (日)

実は見どころ満載、四日市の歴史散歩

先月18日はこちらのきっぷを利用し、ほんの少しの遠出です。

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連続3日間3000円で近鉄全線乗り放題という夢の切符の2日目。1日目は

普通に通勤で使いました。さて、たどり着いたのは四日市!ここの往復

だけで既にもとは取れました(^^)!

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バカでかい駅ビルに近鉄百貨店が入る近鉄四日市駅。ここから初めて

湯の山線に乗ります。

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ヘッドマークによると湯の山温泉は開湯1300年とのこと。そんな

歴史があったのね。さて四日市から2駅、伊勢松本駅で下車します。

駅前から歩くこと数分、まつもとの来来憲へ。こちらに名物のとん

てきを食べに来たわけですが、11:30過ぎですでに大行列。。。

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普通ならせっかくきたんだから意地でも食べて帰りたいところです

が、乗り放題切符ということなんで今回は断念。再び湯の山線で四日

市まで無念のとんぼ返りです。
 

駅下の観光協会でレンタサイクルを借り、ランチは三重の隠れた名物と

いえるうなぎに変更。以前から行きたかった、きみのやを訪問するもな

んとこちらはうなぎの仕入れの関係で臨時休業(汗)。ついてないぜ~

(T_T)。仕方なく二番手の候補、喜多川へ。

 

こちらは2度目の訪問です。料亭風の高級店で座敷に通していただきま

した。上うなぎ丼3960円と値は少々貼りましたが、ぱりふわのうなぎ

は美味かった!ご飯の中にも隠れており、満足満足です。

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喜多川をあとにし、チャリンコで旧四日市港周辺をぶらぶら。まずはこ

ちらへ。

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昭和6年に完成した現役最古の可動橋、広末橋梁です。なんと重要文化財にも

指定されています。跳開式の可動橋で全長は58m、現在でも貨物列車が走るよう

です。貨物が走っているところも一度見てみたいものです。

そして広末橋梁の近隣には倉庫街が広がっていました。

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刑事ドラマに出てきさうな雰囲気。なんか緊張感が味わえます。そしてすぐ

近くには稲葉翁記念公園があります。

公園の対岸には潮吹き防波堤が見え、こちらも重文に指定されています。

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オランダ人技術者デ・レーケの案を採用したもので、解説によると

ぽつぽつ開いている穴から水を逃し、波を弱める機能を持つさう。

詳しくは公園内にレプリカがあり、ボタンを押すと実際に波が起こ

り、その性能を見学することができます。

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ちょい見えにくいですが、堤防の断面はこんな感じ。

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周囲が稲葉記念公園と言われているのは安政の大地震で崩壊した四日市

の港を廻船問屋稲葉三右衛門が修復し、明治17年に完成させたのが旧四日

市港とのこと。現在の四日市港の礎を築いた稲葉翁を顕彰する公園です。

 

さて国道23号線沿いを北上。国道は混みまくり、あまり気持ち良いサイクリング

というわけには行きません。

四日市ドームを右に見て、20分強で霞大橋を渡り人工島へ。まもなく左手に

目的地である四日市港ポートビルが見えてきます。

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高さ100m、四日市港管理組合が管理し、三重県で一番高いビルら

しい。ビルからの景色は絶景。

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四日市らしいコンビナートの風景や東側には伊勢湾越しにはなんと

セントレアまで一望できます。

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備え付けの双眼鏡越しには、離着陸する飛行機まで見えました!

絶景を堪能したところで、再び四日市駅へ戻ります。

JR四日市駅近くの名店を訪問。

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四日市、桑名周囲にはなが餅という餅が名物で、そのうち

の一軒が金城軒。発祥の笹井屋は以前食べたことがあるん

で今回はこちら。お餅はこんな感じです。

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薄く伸びた餅は柔らかく香ばしい風味、そして中のあんこも甘すぎず、

見た目に反し上品な味わい。うまい!

細長く、さほど量はないんで何個でもいけちゃう感じでした。

 

ちなみにこちらはお店すぐ近くのJR四日市駅。近鉄と対照的に閑散として

いますね。三重は奈良と同じく近鉄王国であることがわかります。

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その後、市立図書館に立ち寄ったあとチャリを返却し、四日市市立博物館へ。

3Fの常設展は無料で時空街道と称し、四日市の古代(久留倍村)から

中近世(四日市宿、湊)までの通史を解説さていました。

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四日市の起源は今から500年前にできた四日の市で、市場浦という

湊とともに発展したようです。

展示室に隣接し、四日市が輩出した作家丹羽文雄の記念室も。残念な

がらお名前は初めてしりましたが、また機会があれば読んでみたいと。

 

2Fは四日市公害と環境未来館。四日市といえば四日市ぜんそくという

負のイメージがありますが、その歴史と教訓を語り継いでいます。

もともと四日市は戦前より日本一の海軍燃料廠があるなど工業の

街として発展。戦時中に燃料廠は米軍に破壊され、その後石油化学

コンビナートが建設されました。

1959年から本格的に操業が開始すると海が汚れ、ぜんそくも発生

したさう。67年には裁判となり、同年公害対策基本法が施行された

ようです。それ以降環境への意識が高まると環境改善も進み、公害は

解消され現在にいたるさうです。四日市の現在に至るまでの歴史が

よく分かる展示でした。

 

旅の最後は笹井屋のなが餅も金城軒と食べ比べしたいため、近鉄百貨

店に寄りましたが、残念ながらばら売はなく断念。

セコロジーを実践すべく、往路同様急行に乗り、四日市をあとにしま

した。

 

コンビナートや近代遺産の残る街の景色は奈良人にとっては新鮮。

とんてきやきみのやとやり残したこともありますし、また再来したい

ですね。あと夜景も見たい。

 

 

東京資料館めぐり

2日目はバレイベオプショナル。朝食は湯島のドトールで済ませ、まずはホテル近く

の三菱史料館へ。近くには岩崎邸庭園があるなどこのあたりは三菱村といったとこ

ろでせうか。

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こちらは三菱創業125年を記念してつくられたもので、所蔵資料は

なんと約7万4千点。そのうち約100点を展示し、三菱の歴史を紹介。

簡単に三菱の歴代を取りまとめ。

初代 岩崎弥太郎:創業と海運業の発展

二代 岩崎彌之助:鉱業など多角経営化

三代 岩崎久彌 :独立採算制の採用

四代 岩崎小彌太:各社の株式会社化

戦後、GHQにより三菱本社は一旦解散しますが、その後復活し、

現在に至ります。三菱の勉強をたっぷり勉強したところで

次は半蔵門の城西大学へ。

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さすが大都会の町中。キャンパスはビル中です。地下にあるのが、水田記念

博物館大石化石ギャラリー!。以前から来たかったんですねぇ。

当日は、このご時世なんで予約制でしたが、平日ということもあり貸し切り

状態でした。

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ティラノサウルスやディプロドクスなどといった、いわゆる恐竜の

化石はありませんが、シーラカンスなど身近なものも。化石自体そもそも

あまり見たことがないので興味津々。

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上の写真は軟骨魚類ヘリコプリオンの歯の化石。古い歯は顎に螺旋状に

収納されてたみたい。

続いても事前予約した若松河田駅の産業遺産情報センターへ。こちらは都営の駅

なんで24時間券は利用できませんん。副都心線の東銀座からてくてく。

曲がる道を間違え総務省庁舎を思いっきり大回りし、ようやく着くも

予約日を間違える痛恨のミス。

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多分中はガラガラなんでせうが、相手はお役所、いってもしゃ~なんで

さっさと退散。東銀座駅チカの蕎麦屋で遅めのランチを済ませ、再び

メトロにのり青山一丁目駅へ。歩いてまもなくのこちらへ。

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こちらも予約制でしたが、利用時間ギリギリまで予約できたんで、

貴重な時間を持て余すことなく、有効利用することが。

こちらは看板の通り、日本交通公社の施設。交通公社といえば

JTBのイメージですが、そちらは営業部門を切り離した株式会社

でこちらは研究などを行う公益財団法人とのこと。

旅の図書館が併設されており、予約さえすれば誰でも見学でき

ます(身分証明は必要)。

旅にまつわる本や雑誌などを所蔵。地下には集密書庫もあります。

古い時刻表や地方のローカル雑誌など見ていてあきません。家の近

くにあればなぁ。ただ旅行書などJTBばかりで昭文社のまっぷる

などがなかったのは気になりましたが^^;。

 

最後は神保町に少し寄り本を探索。時間切れとなり、東京駅へ。

ずらし旅のクーポンでお土産をゲットし、帰路に無事着きました。

次の予定は未定ですが、夏のバカ騒ぎかなぁ。おしまい。

 

 

 

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