« 神仏第119番 妙法院(門跡の旅1) | トップページ | スゥイートなももクリ観賞! »

2015年12月23日 (水)

神仏112番 聖護院(門跡の旅2)

妙法院を後にし、京阪で神宮丸太町へ。比叡山を正面に歩くと左手に京大病院の

研究施設が見えてきます。構内にはIPS細胞でノーベル賞を獲った山中教授の研究

所もありましたのでちょっと覗いてきました。

Monzeki010

1Fロビーには簡単な展示があり、見学しましたがイマイチよくわからん。バリバリの文

系脳ですからねぇ。なんか凄いことに違いないというのは理解できましたがぁ。

再び道に戻り東に暫く行くと左右に八ツ橋屋があり、ニッキの香りが一帯に広がって

います。聖護院といえば一般的には八ツ橋が有名なのかもしれません。あとかぶらも

ありましたっけ。八ツ橋のお店を抜けるとけふ2つめの門跡寺院、聖護院に到着です。

Monzeki006

こちらは寛治4(1090)年増誉の開基。寺の雰囲気からはピンときませんが、醍醐寺

と並ぶ修験道の本山です。修験道といえば役小角が開祖で吉野や熊野の山々

を駆け巡って修行するイメージがあり、町中にある聖護院と言われても?な感じです。

 

園城寺の僧で当時修験僧として名を馳せていた増誉は白河上皇より熊野三山行幸の

先達に任じられ、勤めを十分に果たしたことから、現在の地に一寺と熊野三山検校に

補任されました。増誉は全国の修験者のトップになり、以後聖護院も修験道の聖地に

なりました。

Monzeki007_2

現在でも春には役小角の故郷にある葛城山へ夏には大峰山に修行しているとのこと

です。宸殿前には修験道の護摩壇をする施設も。

Monzeki009

宸殿横にはお不動さんをまつる本堂がありました。修験道は特定の本尊を持たない

らしいですが、修行の時に心中に念ずるのが、大慈悲をもった知恵と勇気の仏である

不動明王らしいです。確かに役小角ゆかりの寺院の本尊には不動明王が多いですな。

Monzeki008

予約すれば御所より移築された書院なども見学できるさう。妙法院ともども再来したい

お寺でした。

Monzeki012

« 神仏第119番 妙法院(門跡の旅1) | トップページ | スゥイートなももクリ観賞! »

神仏巡拝録」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 神仏112番 聖護院(門跡の旅2):

« 神仏第119番 妙法院(門跡の旅1) | トップページ | スゥイートなももクリ観賞! »