神仏第25番 薬師寺
1週間ぶりの神仏霊場めぐり。
昨年より東塔の保存修理事業が始まっており、この3月にはすっぽり素屋根に
覆われ、平成30年まで見れなくなるため、あわてて行ってきました。
薬師寺は小学校以来ですね。毎日通勤で横を通っているのやが、とんとご無沙汰
していました。
駐車場に車を止め、まずは薬師寺の鎮守社である休ヶ丘八幡宮へ。こちらは
平安時代に寺の鎮守として宇佐より勧請されたお社。現在の建物は慶長8
(1603)年に羽柴秀頼により寄進されたもので重文に指定されています。
薬師寺のにぎわいと比べひっそりとしたお社でした。
薬師寺は天武天皇により発願、持統天皇により本尊が開眼しています。そ
して平城遷都により飛鳥より現在の地に移りました。奈良時代には南都
七大寺の1つとして威容を誇りましたが、幾多の災害や兵火にあい、東塔
をのこし灰塵と帰しました。昭和42年に高田好胤管主により伽藍の復興が
発がんされ、その後、金堂、西塔、中門、大講堂などが再建されています。
さて受付で拝観料800円を支払い(う~ん、結構いい値段や)、薬師寺の境内へ。
まずは何と言っても今回の目的である東塔を見学。
すでに素屋根が周りを囲んでいます。3月にはすっぽり覆われる模様。
裳階の付いた独特の塔ですね。塔は東寺、興福寺、醍醐寺に次ぐ高さ
を誇るとのこと。創建は飛鳥からの移築説と平城京において建てられた
とう2説があります。まあいずれにしてもめっちゃ古いことに間違い
はない。
金堂と大講堂。金堂内には国宝の薬師三尊像があります。ブロンズ製の三尊像
はピカピカ。なお東大寺の大仏は国産のブロンズですが、薬師寺の三尊像は
舶来のブロンズによるもの。正月期間ということで秘仏の吉祥天女像も
見学できました。ラッキー。
いったん白鳳伽藍を出て玄奘三蔵院伽藍へ。こちらは玄奘の舎利を奉安してい
ます。また大唐西域壁画殿もあり平山郁夫が描いた壮大なシルクロードの壁画
を見学できました。再び白鳳伽藍へ戻り、東院堂へ。
現在の建物は弘安8(1285)年に完成したもの。内部にはこれまた
国宝の聖観音菩薩が祀られていました。こちらも東塔と同じく国宝の建造物。
古代と現代が見事にまで調和した薬師寺でした。さて次の霊場である唐招提寺
に向かいましょう。ここから北に歩いて10分程度です。
ご朱印。
西国薬師霊場の判を押しますか?と訊ねられましたので、お願いしました。
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